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【お金の知識】三菱UFJFG株はなぜ低PERで放置されているのか

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三菱UFJFG【8306】の株価が低迷しています。予想配当利回り5.77%という高配当にもかかわらず、市場から見放された状態が続いています。今、三菱UFJFG株は「買い」なのか? イチロウの視点から解説していきたいと思います。

 

☟三菱UFJFGの決算内容☟

  前期 2期前 3期前
決算期 2020年3月期 2019年3月期 2018年3月期
会計方式 日本方式 日本方式 日本方式
決算発表日 2020年5月15日 2019年5月15日 2018年5月15日
決算月数 12か月 12か月 12か月
売上高 7,299,078百万円 6,697,402百万円 6,068,061百万円
営業利益 1,073,037百万円 1,078,582百万円 1,232,800百万円
経常利益 1,235,770百万円 1,348,043百万円 1,462,418百万円
当期利益 528,151百万円 872,689百万円 989,664百万円
EPS(一株当たり利益) 40.95円 66.91円 74.55円
調整一株当たり利益 40.71円 66.62円 74.29円
BPS(一株当たり純資産) 1,245.33円 1,252.03円 1,217.41円
総資産 336,571,379百万円 311,138,903百万円 306,937,415百万円
自己資本 15,990,835百万円 16,179,276百万円 16,024,640百万円
資本金 2,141,513百万円 2,141,513百万円 2,141,513百万円
有利子負債 --- --- ---
自己資本比率 4.8% 5.2% 5.2%
ROA(総資産利益率) 0.16% 0.28% 0.32%
ROE(自己資本利益率) 3.28% 5.42% 6.32%
総資産経常利益率 0.38% 0.44% 0.48%
各項目の意味についてはこちらをご覧下さい。
表示されている情報は決算発表から約1週間後に更新しています。

(Yahoo ファイナンスhttps://profile.yahoo.co.jp/consolidate/8306より転用)

 

(1)低いROEは回復の見込み無し

三菱UFJFGのROEは極めて低い水準にあり、3.28%となっています。これは日本株全体の平均値と言われる10.0%よりもかなり低いものです。ROEは企業の「稼ぐ力」を見る指標ですから、この数値の低さは問題があります。

 

(関連記事:ROEが重要な理由はこの記事を読んでね☟)

www.hayoshigotoyametai.com

 

イチロウは今後銀行のROEが改善する可能性は著しく低いと予想しています。それは以下の3点がおもな理由です。

 

①他人資本を増やせない

ROEを改善するには、借入を増やすか、自社株買いをして自己資本を圧縮するかの2点が考えられますが、銀行は自己資本比率が決められているため、この方法はつかえません。

 

②本業利益は回復しない

日銀がマイナス金利政策を取っているため、銀行が日銀に預金を置いておくと損失が発生する状況です。では、貸出先があるかというと、国内の優良な企業は借入ニーズが少ないのが現状です。結局、利回り0.1%の日本国債を購入するしかありません。銀行の稼ぐ力を奪っているのは現状の低金利が原因です。

 

③本業以外で儲ける才覚がない

銀行が儲からない状況であることから、銀行の業務に関してさまざまな規制緩和が行われてきました。投資信託の販売や保険の販売などです。しかし、残念ながら銀行上層部には「融資=銀行の本丸」という考え方で凝り固まっていたり、顧客を短期的に利益を上げる道具としてしか考えていない人間が多いです。

 

本業以外の事業は新規参入であるにもかかわらず、長期的にブランドイメージをアップするという観点に乏しく、本業以外で儲ける才覚は今の銀行にはないのが現状です。

 

(2)「買い」のタイミングはやってくるのか?

 

残念ながらあまり魅力のない銀行株ですが、これから「買い」のタイミングはやってくるのでしょうか? イチロウは非常に可能性は低いながらも、以下の3つのタイミングなら「買い」なのではないかと考えています。

 

①自己資本比率の規制が緩和される

自己資本比率の規制が緩和されれば、銀行も自社株買いなどもすることができ、ROEを上げることができます。自社株買いをするかどうかは分かりませんが、「可能性がある」という点で、自己資本比率の規制緩和は大きな意味を持ちます。

 

②日銀のマイナス金利が解除され、金利が上昇する

日銀のマイナス金利が解除された場合、銀行の収益回復が期待できます。すくなくとも、リスクばかり高くて金利の低い国債を大量保有する必要はなくなります。

 

③銀行が体質を変え、新規参入事業が好転する

最後に、もっともありえないだろうなと思われるパターン(書いてて吹き出しそうになった)ですが、銀行がその体質を変え、新規参入する事業に対し、真摯で積極的な取り組みを開始することです。銀行=融資が本業という姿勢を見直し、持っている人材・資源を集中できれば、大きく成長する可能性はあります。

  

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