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【お金の知識】「いきなりステーキ」はいきなり無くなってしまうのか?

ペッパーフードサービス【3053】が大ピンチの状況です。いきなりステーキ事業で急成長を遂げた同社でしたが、そのいきなりステーキが出店のし過ぎで業績が悪化。深刻な業績状況となっています。今回は、「いきなりステーキ」がこれからも続いていくのかどうか?再度の成長はありえるのでしょうか?

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(1)外食産業の急成長は急失速廃業と隣り合わせ

イチロウは、17年間株式投資をしてきましたが、外食産業は急速出店から廃業へと転落する企業が多く、出店ペースを上げたタイミングが、もっとも危険な状況に陥るタイミングだと思っています。

 

①外食産業は出店場所が大事

もし、自分でお店をはじめようとしたら、出店場所にはこだわるでしょう。自分のお店の商品を購入してくれる人がたくさんいて、なおかつそういう人から目立つ場所にお店を構えなければ、どんなにおいしいものを提供していても経営していくことはむずかしいからです。

 

外食産業や小売業の大手では、「どこに出店するか」を研究・判断するための部署があるそうです。それだけ、お店をどこに出店するかというのは商売繁盛になるためのポイントなのです。

 

分かりやすい例として、「日高屋」と「幸楽苑」の比較は、外食産業における出店戦略の大切さを物語る有名な話です。駅前の「マクドナルド」と「吉野家」のあるところを狙って出店していったという「日高屋」は急成長しました。が、同じような価格帯である390円のラーメンを売っている「幸楽苑」は郊外での店舗出店戦略で進めていましたが、商圏カニバリ(同一商圏で、自社同士で競合すること)を起こし業績に躓きが見えます。

 

それにしても、「日高屋」の、自社ではどこに出店するかを研究・判断が出来ないため、「マクドナルド」と「吉野家」にコバンザメのようにくっついていって出店するという方法は、目からうろこでしたね。たしかに自社で判断するより、「マクドナルド」と「吉野家」の判断と結果を利用する方が精度の高い出店が可能です。

 

急速に出店すると、この出店場所を見誤ってしまう可能性があります。とくに、「〇年以内に〇店出店」などという目標を立てると、その目標を達成することを第一にしてしまい、不採算な場所に出店してしまったり、最悪の場合商圏カニバリを起こしてしまいます。「いきなりステーキ」はまさにこの状況になってしまっているようです。

 

②急速な出店は人材の準備が難しい

外食産業が新規出店していくには、出店場所の見極めに加え、人材の準備も重要です。イチロウが思うに、セントラルキッチンではなく、お店で作っているところほど、人材の育成は重要になります。たとえば、「丸亀製麺」などでは、CMでもやっていますが、お店で麺から作っています。

 

ある時、「丸亀製麺」の新しいお店がイチロウの通勤経路の途中に出来たので行ってみましたが、他のお店よりあきらかにおいしくないということがありました。出されるうどんの味も、お店のサービスも、既存のお店より明らかに劣るのです。「いきなりステーキ」でもやはり、新規出店したお店の方がイマイチで、昔からあるお店の方が美味しいと思うことがありました。席への案内やステーキのサービスの仕方など、人材無くしてお店は成り立ちません。

 

  前期 2期前 3期前
決算期 2019年12月期 2018年12月期 2017年12月期
会計方式 日本方式 日本方式 日本方式
決算発表日 2020年2月14日 2019年2月14日 2018年2月14日
決算月数 12か月 12か月 12か月
売上高 67,513百万円 63,509百万円 36,229百万円
営業利益 -71百万円 3,863百万円 2,298百万円
経常利益 -34百万円 3,876百万円 2,322百万円
当期利益 -2,707百万円 -121百万円 1,332百万円
EPS(一株当たり利益) -129.04円 -5.87円 66.13円
調整一株当たり利益 --- --- 62.32円
BPS(一株当たり純資産) 21.81円 170.18円 204.43円
総資産 23,459百万円 25,993百万円 15,798百万円
自己資本 460百万円 3,542百万円 4,215百万円
資本金 1,644百万円 1,532百万円 1,485百万円
有利子負債 8,257百万円 5,201百万円 2,529百万円
自己資本比率 2.0% 13.6% 26.7%
ROA(総資産利益率) -10.95% -0.58% 10.66%
ROE(自己資本利益率) -135.28% -3.12% 38.13%
総資産経常利益率 -0.14% 18.55% 18.58%
各項目の意味についてはこちらをご覧下さい。
表示されている情報は決算発表から約1週間後に更新しています。

(Yahoo financeより転載)

(2)「いきなりステーキ」はいきなり消滅する

イチロウの予想では、「いきなりステーキ」はいきなり消えていくと思っています。というのも、外食産業の上場企業社長はワンマンが多く修正が効かないからです。

 

外食産業で生きていくのは、それ自体が大変なことです。新規開店したラーメン店の70%が翌年には廃業していると言われる中、そもそも上場する会社を立ち上げられる人はかなりの才能の持ち主だと言えると思います。

 

一方で、それだけの才能を持ち、一代で会社を上場させたという経緯から、外食産業のの会社の社長はワンマンな社長が多いようです。ワタミの元社長やペッパーフードサービスの一ノ瀬社長などはその代表と言えると思います。

 

採算部門を売却し、不採算部門を残すという決定は、残念ながら経営の常道を踏み外しています。「いきなりステーキ」事業がうまくいかないのは自分たちの経営能力がないからであり、その部門を残し、採算部門である「ペッパーランチ」事業を売却してしまうというのは、社長自身が自分の能力を過信し、軌道修正が出来ていない証左だと思います。

 

また、「いきなりステーキ」の類似企業として、「やっぱりステーキ」などの同社のビジネスモデルを真似た業態も次々と現れてきており、「いきなりステーキ」がいきなり無くなってしまう日も遠くないとイチロウは見ています。

 

 

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